成年後見制度(財産管理と年間収支予定表)【福祉のサポート 東京都大田区の行政書士事務所】
2024/07/20
成年後見制度(財産管理と年間収支予定表)
サブタイトル
成年後見人の職務である財産管理を行うにあたっては、毎年1回の定期報告時に作成し、家庭裁判所に提出する
年間収支予定表に記載した収入、支出の内容を確認しながら日々の記帳や管理を進めていくことになります。
前年度末に作成した、年間収支予定表はあくまで生活費の資金繰りの見込み値に過ぎませんので、例えば
ご本人が生活する自宅が急遽老朽化により修繕することになり費用が発生したなど予想外の出費が発生する
こともあり得ます。
ただ単に入出金の記帳や管理するだけではなく、例えは、生活費が年金などの収入で賄えなくなった場合には、
支出の削減見直しをする、離れて暮らす家族からの資金援助を検討する、など、本人が安心、安全に生活
できる環境を整えるために収支の見直しを行うことも財産管理の職務のひとつと言えます。