会計記帳（引当金と実際の支出額）【経理業務代行、東京都大田区のせとうち行政書士事務所】

引当金とは、会社の事業を継続するにあたり、将来において支出が予想される費用を予め見積りし負債として

認識して、各年度において費用計上するための勘定科目です。

例えば、社員に支給する退職金は、退職時に一括で支給することがほとんどであり、その社員が在職している

各年度においては支払い自体は発生しませんが、毎年の労働の対価として退職時に纏めて会社が支払うもので

あるので、各年度において費用計上することが合理的であると言えます。

実務上は各年度において費用計上（概算）を行いますが、実際の支出額を現時点で正確に把握することは

困難であるため、退職金を支給した際に、差額分について会計処理の調整を行うことになります。