会計記帳(「仮払金」の取り扱いに注意)【経理業務代行、東京都大田区のせとうち行政書士事務所】
2022/10/08
会計記帳(「仮払金」の取り扱いに注意)
サブタイトル
「仮払金」とは、例えば、社員が出張に出掛ける際にかかる経費を、会社側が概算払いした時に、仮に計上する勘定科目のことであり、
社員が出張から戻り精算する際には、使った経費を本来あるべき勘定科目と金額に伝票仕訳します。
「仮払金」は、貸借対照表上では、資産の部に計上されることになり、精算により本来の勘定科目に計上されるまでは、損益計算書の
支出の部には、一切計上されません。
そのために、期中に発生し未精算となっている出張旅費などの仮払金が複数あり、決算直前にそのことに気づいて急いで伝票仕訳した結果、
予測以上の年間支出額になってしまった、ということも実務上あり得ますので、月単位でこまめに仮払金の管理と精算を心掛ける必要があります。