会計記帳「損益計算書上の5つの利益」【経理業務代行、東京都大田区のせとうち行政書士事務所】
2021/11/28
会計記帳「損益計算書上の5つの利益」
サブタイトル
個人事業主として事業を開始し、事業所初年度の確定申告書を作成する際には、財務諸表を完成させて年間の利益や年度末の財産の状況を
確認します。
財務三表の内、「損益計算書(P/L)」とは、一会計期間における会社の収益と費用の状況を表示したもので、会社の実質的な儲けはどれ位
なのか、黒字又は赤字いずれの状況なのか、などを把握するための計算書のことを言います。
損益計算書上に記載されている利益は、計算書の上から表示される順番に、「売上総利益」、「営業利益」、「経常利益」、「税引前当期純利益」、
「当期純利益」の5つに分かれます。
5つの利益の基本的な違いについて、以下に記載します。
「売上総利益」 売上から仕入原価を差し引いたもの
(販売で生じた粗利益)
「営業利益」 売上総利益から経費を差し引いたもの
(本業で得た利益)
「経常利益」 営業利益に本業以外の損益を加えたもの
(本業で得た利益+本業外で得た利益)
「税引前当期純利益」 経常利益に一時的な損益を加えたもの
(本業利益+本業外利益+-特殊要因による損益)
「当期純利益」 税引前当期純利益から税金を差し引いたもの
(その会社の最終的な利益)