不動産の「リバースモーゲージ」のメリット、デメリットについて確認する【東京都内・横浜・川崎を中心に事業展開している、東京都大田区のせとうち行政書士事務所】
2021/08/06
不動産の「リバースモーゲージ」のメリット、デメリットについて確認する
不動産の「リバースモーゲージ」の仕組みには、様々なメリットやデメリットがあります。
代表的なものを以下に記載します。
(主なメリット)
・不動産の所有権が移転することなく融資が受けられ、本人が生存中はそのまま住み続けることができる
・本人が生存している間は、借入金の利息部分のみを返済すればよい
・高齢者が利用し易い制度となっている
・サービスの提供主体に信用力がある(地方自治体、金融機関)
(主なデメリット)
・サービスの対象となる不動産は、資産価値(土地の担保価値)の高い首都圏を中心とした大都市に限定されている
・サービスの対象となる不動産は、戸建が中心となっており、不動産の評価額には一定の下限が設けられている。
・本人が長生きした場合は、生存中に元金の返済をしていないために返済期間が長くなるとトータルの返済額が増加
していく可能性がある
・毎月返済する利息については、変動利息によるサービスの方が数多く提供されているため、将来の金利上昇リスクがある
・融資を受ける際に不動産価格が大きく下落しているリスクがある。
・本人が死亡した場合には、不動産を売却し、借入金残額を一括返済する義務を負っているため、サービスを利用するに
あたっては、本人の推定相続人全員の同意を得る必要がある。