源泉徴収票の役割【経理業務代行、東京都大田区の行政書士 事務所】
2021/11/04
源泉徴収票の役割
年末調整が実施される12月の給与支給日には、毎年、給与明細と共に、その年の源泉徴収票が従業員に配布されます。
「給与所得の源泉徴収票」は、国が定めた法定調書であり、その従業員に対し会社が給与をいくら支払い、従業員が税金をいくら納めたか、従業員の
税法上の扶養家族の状況により、税額の計算過程ではどんな控除がなされたかなどを証明した書類のことをいいます。
この源泉徴収票は、一定の支払額以上の従業員、退職した元従業員については、税務署に対しても提出することになっており、また、源泉徴収票は、
給与支払報告書と名前を変えて、1/1現在の従業員の居住先の市区町村に提出され、住民税の計算にも使用されます。
住宅ローンなど、融資や借入を受ける際には、(確定申告などをしていない場合には)その方の年間収入を確定、証明する書類として活用します。
ちなみに、給与所得の無い自営業の方は、確定申告書(確定申告が不要となっている特定口座の上場株式等の譲渡益などがある場合は、年間取引報告書)
なとにより年間収入を証明することができます。