「社会福祉法人会計の特徴」【経理業務代行、東京都大田区の 行政書士事務所】
2021/10/04
社会福祉法人会計の特徴
社会福祉事業という非営利事業を行うために設立された社会福祉法人においては、収入の大部分が、国からの介護報酬や利用者からの負担金
であり、社会福祉サービスを継続的に提供する社会的使命を負っていることから、公共性がきわめて高く、透明性が求められ、利潤の追求に
力点を置く企業会計とは異なり、事業の安定性、継続性を重視した会計の仕組みとなっています。
株式会社が出資行為(出資金)により設立されるのに対し、社会福祉法人は、寄付行為(基本金)により設立されることから、社会福祉法人の
会計基準においては、資本金という制度を導入しています。社会福祉法人会計においては、施設の土地、建物などの基本財産を取得する際の、
取得資金、事業の運転資金として受けた寄付金のことを基本金としています。
(社会福祉法人会計の財務諸表)
・株式会社の損益計算書 → 社会福祉法人では、事業活動計算書
・株式会社のキャッシュフロー計算書 → 社会福祉法人では、資金収支計算書
・株式会社の貸借対照表 → 社会福祉法人では、貸借対照表