会計記帳「建設仮勘定」とは【経理業務代行、東京都大田区のせとうち行政書士事務所】
2021/09/24
会計記帳「建設仮勘定」とは
「建設仮勘定」とは、建設中の建物や制作中の機械など、完成までにはしばらく時間がかかる固定資産の支出を仮計上するときに使用する勘定科目
のことです。例えば、大規模な建設工事により工期が長くなるために、着手金、中間金、残金(完成時)の計3回に分割して工事代金支払いする
場合には、着手金、中間金については、「建設仮勘定」の勘定科目を使用して費用計上し、建物が完成した時点で、「建設仮勘定」(着手金、中間金
の合計額)を本勘定の「建物」へ振替処理を行います。
なお、この建物の減価償却費の計上時期は、その固定資産が事業の用に供した時からとなりますので、「建設仮勘定」に仮計上している間は、減価
償却費は発生しません。