「学校法人会計の特徴」【経理業務代行、東京都大田区の行政書士事務所】

 

 

教育、研究事業を行うために設立された学校法人においては、学生生徒等納付金や補助金が収入の大部分であることから、公共性がきわめて高く、

透明性が求められ、利潤の追求に力点を置く企業会計とは異なり、事業の安定性、継続性を重視した会計の仕組みとなっています。

株式会社が出資行為（出資金）により設立されるのに対し、学校法人は、寄付行為（基本金）により設立されることから、学校法人の会計基準に

おいては、資本金という制度を導入しています。具体的には、校舎や敷地、教育設備などの資産を継続的に保持するために必要な資金の維持を

目的に、収入のうちから一定額を資本金として組み入れさせる（プールしておく）制度を導入しています。

 

（学校法人会計の財務諸表）

　・株式会社の損益計算書　　　　　　　→　　学校法人では、事業活動収支計算書

　・株式会社のキャッシュフロー計算書　→　　学校法人では、資金収支計算書

　・株式会社の貸借対照表　　　　　　　→　　学校法人では、貸借対照表